2週間過ごしたタイを離れて
モーチットからのバスは9時発。
無事7時に起きて7時半すぎに宿をチェックアウトした。
ラチャテウィーから電車に乗る。
宿からサイアム駅とラチャテウィー駅は距離だと同じくらいなんだけど、朝とかサイアムの駅は混むし、ラチャテウィーからの方が一駅短い分ちょっと安いことに最終日に気づく。
モーチットからはタクシー。
歩いて20分のところ30分かかったけど、とにかくバックパックを背負って20分は歩きたくないし、バンコクの朝の渋滞も見越して早めに出発してるので余裕。
8時30すぎにバスターミナルについた。
バスはすぐに見つかったけど、東南アジアあるある、席番号がダブってる。
インドでもあったけどタイも適当だな、
チケットを見ながら座席を確認したらすでにインドネシアの女の子が座ってた。
チケット見せてもらったら番号も一緒。
添乗員にこっちに座りなとすぐ後ろに座る。
インドネシアの若者の団体が盛り上がってる。
それに欧米の人たち。日本人はいなかった。
定時に出発。配られた軽食食べながらバスに揺られること4時間。
国境の少し手前で休憩、エビチャーハンが配られる。これがとても美味しい。もう1つ食べたいくらいだった。
いよいよイミグレーション。迷子にならないように首からバス会社の札を下げさせられながらみんなでゾロゾロいく。
タイの出国からカンボジアの入管とスムーズに入国。
すごくナチュラルに国境を超えた。
どこが国境なんだろうと思ってたら道にでかい門があってそこから道路が逆になってるのを見てカンボジアに入ったことを知った。カンボジアの、ポイペトという町だ。
カンボジアの道路は右側通行だ。
周りにはカジノのビルがいくつか建ってる。
タイでは違法だからここポイペトまできてみんなギャンブルをするらしい。
そこからまたバスに乗ってひたすらなにもない草原を走ること2時間半。
シェムリアップは昨日まで、寝間着でいけるような距離にショッピングセンターなんかがいっぱい建ってるようなとこにいたおれにはとても田舎だった。
道の脇には家畜のヤギなんかがいて、
道も舗装されてたりされてなかったりで、車が通ると砂埃が舞い上がる。
インドの片田舎を思い出した。
とりあえず目星をつけた宿の方へ、トゥクトゥクで向かう。
宿はこれから探すからこのへんでおろしてというと、勝手に知らないホテルに連れていって部屋を見ろという。
しつこいからメインストリートで降りて歩いて向かう。こっちの通貨がないので両替する。
残ってたタイバーツと1万円をドルに替えた。
カンボジアの通貨、リエルは補助通貨になっててシェムリなんかでは基本ドルでいけるらしい。
1つ目の宿は満室だった。
第二候補の宿へ。とにかく暑い。
宿についた。ここはわりと日本人宿。
いきなり日本語で挨拶された。
日本語で楽々と部屋を決めた。
長旅や逆に観光できてる人なら、
この異国の地で日本人がいる宿はホッとするのかもしれないけど、あまりにも日本人ばっかりだし少しがっかりだった。
なんというか外人ばっかりの方が楽なんだ。
宿のロビーはレストランになってていい雰囲気だ。生ビールも0.5ドル。最高だけどその環境に甘えず、できるだけ外で過ごそう。
あと何日かで日本に帰るんだし、せっかくの異国の地に浸りたいんだ。
携帯を充電して、日が落ちてきてパブストリートに行ってみる。
さっき歩いたら20分ちょっと。基本トゥクトゥクだな足は。
トゥクトゥクに乗って5分ちょい。パブストリートについた。2ドルだった。運転手が耳元でハッパハッパと言ってきた。
タイではあんまり聞かなかったワード。
客引きもタイより明らかにしつこいし、カンボジアはインドに近いダークサイドの部分があった。
パブストリートでも怪しいやつはみんな、ハッパ オンナ と囁いてくる。
そんなやつを相手にしてられないくらいおれは腹ペコだった。
パブストリートで適当な店に入ってハンバーガーをコーラで流し込んで、
飲む店を探した。どの店も箱バンがはいってたりカオサンに近い雰囲気だけど、カオサンよりさらに欧米色が強いかもしれない。
適当な店に入る。生ビールの相場は0.5ドルからだけどここは1ドルだった。でもそんな些細な差は気にならなかった。50円ちょっとの差だ。
生ビールとカイピリーニャを飲んだ。カイピリーニャは1.5ドルだった。
帰りにスーパーマーケットに。
通りのマッサージのお姉さんたちはやけにしつこかった。拙い英語のおれからいっぱい金をふんだくってやろうと思ったのか、そんなにおれが疲れた顔をしてたのか。
スーパーマーケットでお菓子やら、飲み物をかってトゥクトゥクで宿に帰った。
宿のシャワーはしっかりホットシャワーだったし、ワイファイも早い。
とりあえずここで5泊かな。
日本人宿なのでセキュリティ的には多少安心感はあるけど、やっぱいろんな国の人ばっかりのほうが落ちつくよな。
最後の移動も何事もなく終わった。
今日はゆっくり眠って明日はのんびりやろう。