馬鹿野郎がついてまわる

 

ブルーハーツの名曲に1000のバイオリンという曲がある。

その中に  "揺りかごから墓場まで 馬鹿野郎がついてまわる" という節がある。

中学生の頃から散々聴いたこのフレーズに

ある日突然ピンときた。

たぶん19か20くらいの時だったと思う。

高校を出ていわゆる 社会  に出た頃。

何をするのにも何かが邪魔で何もする気が起きなくてロックンロールを聴きながら毎日街をほつき歩いてた。

「ほんと世の中、馬鹿野郎ばっかりじゃねえか」

馬鹿野郎の人並みを縫って生活しているような感覚だ。

それから5年、6年。相変わらず世の中意外と馬鹿野郎が多い。

同世代の馬鹿野郎とはこの先ずーっと仲良く歳をとっていかなけりゃならない。

これがマーシーが感じていた苛立ちを、自分なりに身にしみてる。

順調にいけばこれから半世紀くらい、仕事場から付き合い、老人ホームの相部屋からまさしく墓場まで馬鹿野郎がついてまわる。

まだ長いこれから先、はやく馬鹿野郎との付き合い方をベンキョウしておいた方がよさそうだ。