時刻は12時。前の街バガンからそうだけど、マンダレーは特に夜やることがないからエアコンの操作が謎ですこし寒い部屋でだらだらとYouTubeを見たりいろいろ考えたりして過ごしてる。マンダレーもまだ2回目の夜だけど、明日にはヤンゴンに戻る。

また夜行バスで。ヤンゴンからバガンに行く時に使ったJJ Expressという会社のバスがとても快適で楽しかったからわざわざJJ指定で予約した。明日の夜発だ。

座席広いし背もたれ倒して足伸ばせるしエアコン効いてて快適。バガン行きの時は10時間近く乗ったけど、まだ乗れたな。

明日でマンダレーも最後。今日は街中うろついたから明日は寺だ。マンダレーにもパゴダがいっぱいあるし、調べてたら何個か行きたいとこがあったから明日全部回ろう。

そう、なんかミャンマーいつもよりテンポの速い旅だ。

ヤンゴンバガンマンダレーと全部3日ずつしかいない。いつもならもっと一つの町でだらだらして、「あそこも行こうと思ってたけどやっぱいいや〜ここに居よ〜」みたいなのが通例だ。

そんなんで、インドのバラナシとかタイのバンコクには1週間以上居た。

効率よく、というのもあるけどまずミャンマーの町そのくらいでちょうどいい町なんだ。

それは良い悪いではないけど、だらだらといるほどになにかあるわけでもないし、まずパブストリートみたいなのがないのであまり酒も飲まず昼型に健全にやってる。嘘、結局YouTubeみたり夜更かしして昼近くまで寝てる。

その点バンコクとかパタヤみたいな  飲み屋に特化した町  はおれをダメにする。でもそんなとこでダメになってるのが楽しいみたいなのも大いにあるな。

それにミャンマーはバス移動の快適さだ。バスが一番安くて速い、バス一択の国なんだ。

それにおれは意外と列車よりも車の方が好きだ。

明日も10時間以上乗る。

明日バスが21時半発なので、普通に昼チェックアウトして、また夜までダラダラどっかで時間潰そうかと思ったけど、ヤンゴンでギリだし、マンダレーだったら絶対持て余すなってことでホテルにレイトチェックアウトを頼んだ。しっかりもう1泊分取られたけどだいぶ楽できる。

ここまでわりと節約してきてたしいいだろう。

マンダレーは思ったよりなにもない。

バガンみたいに明らかに田舎ならいいんだけど、わりと都市なのにバーとかコンビニとかないと反動でわりと飽きちゃう。

ヤンゴンでもショッピングセンターうろうろ、湖でぼーっと、でだいぶ時間長かったけど、今回はもっと時間も遅い。

うろうろもするけど夕方やっぱ一回休みたいし、シャワーも浴びれるなら最高。

使うところにはお金は使う。

綺麗事ばっかりの旅にするつもりはないし、やっぱりだらだらしたい。

だし、ラーメンが食べたいだの、牛丼が食べたいだの毎日思ってるし(バンコクにいったら即ばんからに行く)、宿も飛び込みにこだわらずめんどくさいときはネット予約する。

別にオーソドックスにバックパッカーのスタイルはやらない。まずドミトリーは泊まったことない。

とにかく自分に正直にやる。

ちょっとのお金で快適になるなら払っちゃうし、逆にあえて安い席のほうが現地の人だらけで面白いんじゃんとか、転がる方に転がる。

そんな選択のひとつひとつから自分が見えるからおもしろい。

なんでミャンマーまできてケンタッキーなんだよ!とかおれにツッコんおれもいる。

そんな自分の自由さと不自由さ、ダサい自分とカッコいい自分が毎日たくさん見れるのが旅だ。異国に一人放り出されるとごまかしきれないことだらけだ。

おれダサいな〜の連続だけど、旅を続けるうちにおれやるじゃんが少しずつ増えてきてると思う。

この間まで、「市内バスよくわかんないから高いからタクシーでいいや」とかやってたのが今では現地人に混じって10円くらいのぎゅうぎゅうのバスで移動してる。とか、

カレー手でモリモリ食べてんじゃん、自分で宿取れるじゃん、から始まって。できることが増えてどんどん自由になっていってる。

結局タクシーも乗るけど、いままではタクシーしか選択肢になかったけど、「バスめんどくさいし、タクシー安く交渉できたからタクシーで行っちゃお」は違うよね。

すでに明日寺のある丘まで、なにで行こうか迷ってるバスは走ってないからバイタクか宿の自転車か。ちなみに宿で貸してくれる自転車は車輪に野良犬かなんか挟まってんのかってくらいペダルが重い。埼玉県警の防犯登録シールが貼ったままだ。でも無料で貸してくれる。

さすがちょっといいホテル。

もちろんダブルベッドだし枕が4つもついてるんだ。そんな宿とも明日でさらば。

次はどんな所だろう。いつものことだけど全く期待してはいない。