移民街とバギズム

バーミンガムの街を歩いている人は、
体感では半分以上がムスリム系の人たち。
ムスリムの人は穏やかで優しい人が多いイメージなのでどこかホッとさせられる。
今夜の宿には若者はあまり泊まってない。
レセプションには綺麗ではない格好のおっさんたちがフットボールを見て盛り上がっている。
若者だらけのうるさい宿も嫌だけど、
身なりの悪いおじさんだらけなのも、
なんとなく落ち着かない。
人を見た目で判断するのはよくない。
もちろんそれが適用される時は多いけど、
勝手のわからない海外、どこの国の誰なのかかわからない人と関わる時、
身なりや様子で判断するしかない。
それが自分の身を守る術なのだ。
ある程度会話をしたり、
長い時間を一緒に過ごせば別だ。
人間同士の付き合いには見た目なんてものはどうでもいい。
高校生の頃。
おれがライダースに金髪のパンクスになろうが、
ドレッドヘアのヒッピーになろうが、
なにも変わらず挨拶してくるクラスメイトがいた。
みんな、距離をとって様子見してくるとか、
すげーな的なリアクションをとるとか、
どうしちゃったの?とか直接聞いてくるとかするかなんだけど、
そいつはまるで目が見えてないみたいに、
同じように挨拶してくるんだよ。
しかも特別仲がいいわけでも、一緒に遊ぶわけでもない。
なんて素晴らしいやつなんだろうと思ったなあ。

それからおれはそんな風になりたいなあと思ってる。
人と心の奥で付き合えたらどんなにいいだろう。
パンクロックやロックンロールは
社会に噛み付くアナーキーで凶暴な思想だと思う人がいるんだろう。
寂しいなあ。
パンクロックのやさしさがわからないなんて。
それでいてZARDとかがやさしいとか言うんだろ。
まあZARDはなにも悪くないよ。ごめん。
たとえば、あなたがどんな格好をしていても、
腕が、脚がなかったって、
体中ぶつぶつだって気が合えば友達なのは当たり前だけど、
(なんか"中島らも"みたいになってるな)
言葉の真意や、表情の奥、心の奥。
その人の"ほんとう"を見ようと思うとこの目が邪魔だ。
昔ジョンとヨーコが頭からゴミ袋被って会見してたよなあ。バギズムだっけ?
性別や肌の色や年齢みたいな外見からの情報がもう偏見だ!みたいなやつ。
あれ思い出しちゃった。
本当どこまでいってもイタいよなあの人ら。だから大好き。
彼らのそんな気持ちが痛すぎるほどよくわかるぜ。
とにかく目から入ってくる情報に揺さぶられ過ぎてんだよ。
今日のドミトリーは女性ばっかりでなんとなく安心するとか。
まだまだ修行が足りねえわもう。
