暮らしていくということ

 

日曜日、また今週が回りだした。

日曜日の夜はホンキートンク、平日は喫茶店で働いてる。

昼間の仕事なんて1時間働いて1000円とかいう単位で、考えてしまうと気が遠くなる。

世の中の若者はもっと稼いでる。

おれはいろいろなことをやりたいエクスペリエンス的な衝動と旅のための暮らしだから、

この街のシステムでは、旅に出るたびに仕事を変えていく、というのが基本になってしまうんだろう。うっかり駄洒落みたいになっちゃったけど。

同世代の人たちを見てると就職 とかそうゆうのがキーワードになっていて、

おれの歳くらいになると就職とかしてる人がほとんどだ。

女の子なんかも就職してないような奴とはまず付き合えないというようなつまんないことを言ってるやつが目立つ。

おれは別に就職を嫌ってるわけでもなく、ただ就職というものがかなり現実的じゃなく実感がわかないんだ。

家族や親戚に就職してる人なんてきっとほぼいないし、月金でスーツを着て仕事にいくような暮らしは映画やドラマでしかみたことがない。

ただ、就職なんかしなくても死ぬまでご飯を食べていければ大丈夫だし、

さとり世代の女の子はそんなやつとは結婚なんかしてくれないかもしれないけど、暮らしてはいける。

暮らすために働いたりするんだし余裕だ。

ただもう少しやりたい暮らしにフィットした金策があったらもっと心も豊かになるし、

より良い暮らしを尊重するんなら東京じゃなくても、日本じゃなくてもいい。

最近日本は明らかに元気はないし、面白いものから順番に禁止していくので、どんどんつまらなくなってると思う。

夜中は踊らせない、街でたばこは吸わせないなんてくだらないことばっかり言ってる。

おれは多分まだまだ生きていくし、このままエスカレートしていくようなら必然的に日本を出ないと行けないかもしれないと最近感じる。

楽しくやるために働いてるのに楽しくやれないなら東京とおさらばしてタイにでも行くしかないかもしれない。