コンビニのグラタンとボブディラン

 

嫌んなっちゃうくらい寒いな。

 

 

年が明けてだいたいやることが終わってきて、

あとは旅への上り坂の滑走路、みたいな段階なんだけど、最近は。

 

 

騙し騙し働いて、毎日安チューハイとロックンロールで脳みそシャッフルしながら、

部屋でくだらないことを考えるのにハマってる。

 

坐禅やヨーガに近い、

おれの生活の中ではそんなもののような大切な時間みたいだ。

 

まあ旅に出るにはぴったりなマインドって感じだ。

 

旅に出るときはいつも "半終活" みたいな感じになる。

要らないものを処分したり、食料の買い置きをストップしたり。

行く前なんか向こうに着けるのかもわかんないと思ってるんだから、帰ってくるなんて想像もできない。

ネガティヴでもなんでもなく、死ぬかもしれないしなあとか思ってる。

 

今回はどんな国に行くか、いつ帰ってくるか、なにするか。

どんな旅にしたいみたいなプランやビリーフもなにもない。

こんなフリーなことってあんまり普段ないじゃん?最高だよね。

 

 

 

さっきコンビニにグラタン買いに行ったんだけど、

インド系の店員のお兄さんが、熱々にレンジアップしたグラタンを手で持てるように店のクーポンチラシで持ち手を作って渡してくれたんだよ。

 

おれがレジ袋要らないって言ったんだから、やらなくてもいいこと。なのにやってくれた無償の一手間。

 

アンルイスじゃないけど、そんなたったひとつのことで人の気分なんて変わる。

もしかしたらそんな些細なことで人生変わるひともいるかもなあ、とか思って。

 

ひとつひとつの言葉と行動に愛を込めていけたら最高だよなあきっと。

 

それでみんながみんな、すこーしずつ、

相手の気持ちを想像して暮らせたら世の中めちゃめちゃホットな感じになる気がする。

 

セブンイレブンの店員のお兄さんの愛であつあつなグラタンが朝食でしたよ、って話。

 

 

 

"半終活"なマインドだから知らないけど、

最近、懐かしい友達と会ったり、話したりしたい感じになっていて。(10年に1回クラスの金欠なんだけど)

東京にいるやつとは会うし、世界中に散らばってるやつらとは電話。共通言語があんまないやつとは翻訳まじりのメッセージ。

 

ほとんどが、なんだかんだで長い友達なんだけど、

みんな年齢とか世の中的なステージで動くというよりも、それぞれ社会みたいなものとちょうどいい距離感で付き合いながら、

根本なんも変わってなくて安心する。そりゃ当たり前かもしれないけど。

 

みんなオリンピックくらいの周期でもいいから気が向いた時に地球のどっかで、一緒になんか面白いことしようね。

 

 

 

そういえば、

冬だけどソウルミュージックを聴いてないな。

今年の夏は海行かなかったな的な。

 

サンレコード時代のエルヴィス。

ビリージョエルのニューヨーク52番街とターンスタイル。

ザ・ピーズ、ブランキーのbang!とC.B Jimあたりが今シーズンのフェイバリット。

 

それに夜中酒を飲んでると、毎晩ディランがおれの顔の覗きこんで「How does it feel?」って聞いてくるんだけど、

気分?そんなもんわかんねえよ。とりあえず歌ってくれよ、って感じ。

 

 

そんな感じなので

ディラン先輩の大名盤、Blinging It All Back homeから

Maggie's Farmを。

まだザ・バンドとやりだす前?

この時のエレキギターはマイクブルームフィールド。

メタメタに弾きまくっていて、まさにパンクフォーク。

 

https://youtu.be/QPfsUlFxhrI?si=cykHeyVMd0h6h5iK