なめつくしたドロップの気持ち

 

年末ってやつみたいだ。

東京の12月がしっかりと効いたコーヒーを飲んでいる。

来年はどこで年を越すんだろう。

 

 

 

みんななんだかんだ大変だよなあ。

目の前の壁にしっかりぶちあたっていくと人にやさしくなれるような気がする。

運命ってやつは今年はどこで年を越すんだろう。

 

 

チバユウスケが死んだ。

とても死んだとは思えない。

おれの部屋をノックしてきたわけでも、

会ったことがあるわけでもないけど、

勝手に彼を兄弟だと思ってる。

おれも、

"アスファルトから聞こえてくるロンドンパンク"

に耳を澄ます子供だった。もちろん今も。

チバが死んだことで、それがより浮き彫りになった。

 

 

 

相変わらず本当にくだらない小さなことに揺り動かされてばっかりのおれだ。

くだらないことにこそ揺さぶられてしまう人間なのだ。人間をやってる感がすごい。

 

そんなことだから子供騙しみたいな歌に励まされてしまったり、

タイ人の言う "マイペンライ" に生を感じてしまったりする。

みんなだって本当はそうだろう?

 

"終わらない歌" が本当に一生終わらないでくれ、って思ったことはある?